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18)2022/12/1-12/4 青森/下北/浅虫温泉・下風呂温泉
行程・地図の詳細は→ヤマレコ 
[速報版]
1日目 一戸・御所野縄文遺跡
1)JR東日本の「大人の休日倶楽部」切符を利用した青森・下北の旅に来ています。いくつか青森の山を登ろうかと思ったが、今日の青森は吹雪。予定を変更し途中下車して、世界遺産の御所野縄文遺跡を訪ねました。北海道北東北遺跡群は大抵雪で冬季閉鎖中だが、一戸にあるここは開いていて、雪が少ない地域なのだろうと思って来たのだが、雪がかなり降ってきたのでした。そして温度は1度。昨日と20度違うので慣れるまで大変です。白いのは雪です。ここの展示は中々のものでした。 
北東北の縄文遺跡は、展示も含めてどこも充実していますね。同じ北東北の縄文人といっても、(時代の幅が大きいこともありますが、)それぞれ個性的なのが興味深いです。ここ御所野の縄文人は竪穴住居に土をかぶせていたようです。北海道の遺跡も行ってみたいです。(2022/12/1 15:18) 
2)青森県野辺地の景色です。今日これだけ積もったのでしょうか。斗南藩とは、戊辰戦争で敗れた会津藩が、いわば強制移住させられて藩として許された地。下北半島と、豊かな八戸を除いた上北がエリアで、一戸はその南端です。気候の厳しい荒地で会津藩士は貧苦に喘いだといいます。今日は二戸と一戸を歩いたが、盆地というより山地ですね。平らなところはあまりない。縄文時代は暖かく木の実が多く取れて豊かだったろうけど、会津より厳しそう、と思ったが、列車が下北に入ったら一面雪の世界。 明日からの下北の旅はどうしようか。(2022/12/1 15:49) 
2日目 浅虫温泉・高森山雪山ハイク
3)昨日の初雪で20cm積もったという青森は、今日は回復の気配だったので、浅虫温泉の近くの高森山に登ってきました。地元で愛され1年中登られているという里山です。どうやら1番のりだったようで、小動物の足跡以外ないまっサラな雪を登る快適さ。積もっているところで30cm位で、スノーシューが欲しいところでしたがアイゼンでなんとかなりました。雪はちらつく程度でたまに日も射してきて、美しい銀世界を堪能しました。身近にこういう山があればいいのにな。(2022/12/2 22:03) 
4)高森山の山腹からの陸奥湾です。下北半島と津軽半島をよく眺めることができました。こう見ると、陸奥湾は湖みたいです。◼️斗南藩とはあまり関係なかったな。明日は斗南藩の本拠地、田名部、今のむつ市を歩く予定です。(2022/12/2 22:11)
3日目 むつ市・斗南藩史跡
5)旅の3日目は、いよいよ斗南藩の本拠地の田名部、今のむつ市を散策しました。うっかり写真を登録し忘れた(後程紹介します)ので、代わりに地図を載せますが、S(スタート)がJRの終着駅の大湊駅(旧大湊町)、Gがむつバスターミナル(旧田名部町の中心部)です。Sから市の中心部を経て東に向かって折り返してGへ。斗南藩の史跡を辿ったら、こうなりました。斗南藩士上陸の地、「ある明治人の記録」の柴五郎住居跡、斗南藩庁跡、斗南藩士墳墓などです。結果、むつ市の中心部は一通り歩いたことになります。観光的には他に何にもない市です。目立っていたのは人口5万人とは思えない数のビジネスホテル。そして大きなスパーマーケットがこのルートに5つは有りました。これらは散在していてそれもかなりの人だかり。新しい住宅地も多いようでした。下北半島の中心都市のため、一通りの行政機関が揃っているのですが、それにしてもこれは20万人級です。街に活気があるわけではなく、ベッドタウンという感じ。思い当たったのは、原発です。このあたりは、原発研究開発の核心が集中している。関連産業の裾野は広いのでしょう。明治政府は、厄介な会津をこの地に押し付けた。同じように原発研究開発が厄介払いの押し付けに留まらなければいいのだけど。(2022/12/3 20:32) 
4日目 下風呂温泉とヒバ
6)おはようございます。雪の下北半島です。昨日の午後からみぞれ混じりの雨が降り続いています。雪の方がまだましです。ここは下北半島の先端近くの太平洋岸の下風呂温泉。今回の目的はここの温泉でした。今日も朝から歩き回ろうと思ったけど、雨じゃなあ、と思っていたら、雪に変わった。さて出発だ。(2022/12/4  7:49)
その後、雪もやみ、あとはちらつく程度でした。防寒は雪山用の完全装備をしましたが、じっとしていると寒いですね。今、帰路についていますが、雪は上北町までで、それ以南は積雪なし、晴れているし。津軽半島はもっとすごい雪だったでしょうが、旅で楽しむには適度な雪でした。 
旅の記憶は、なかなか忘れないものですね。今回の雪の下風呂-むつ市の斗南藩史跡-浅虫温泉の高森山-一戸の縄文遺跡と記憶に残るであろう旅でした。次は、恐山にぜひ行ってみたいです。あと雪の酸ヶ湯温泉と雪の津軽。 
津軽はちょこっと行ったことあるんですが、下北半島は初めてでした。海産物は絶品ですね。大したものは食べなかったのですが、イカがこんなに美味しいものだったとは、と驚きでした。うには、さぞかし美味しそう。木っ端船で巡るというのも贅沢ですね。
7)今回の12月1日からの青森の旅は、ちょうどこの地に遅い初雪をもたらした、低気圧と寒波にぴったり合わせてしまった感じだ。お陰で寒さに慣れ、帰路の新幹線が暑くて仕方ない。大湊線や青い森鉄道線はこんなに暑くなかったのに。ずっと雪だったかと言うとそうでもなく、こちらが天気予報を睨みながら場所を変えた事もあり、4日間とも昼間はそう降られずに、時たま日も射してきた。夜は降り続いていたが。お陰でほぼ目論んでいた旅の目的は達することができた。その目的には雪山ハイクが含まれていたので、雪が降らなければ達成できず、降りすぎても困難な中、幸運だった。この写真なんかも幸運そのもの。雨の降り続いた今朝、下風呂の海岸を歩いていたら、ほんの一瞬だけ水平線の雲が取れたのだ。写真は北海道の函館から東に延びる亀田半島の先端、恵山ではないだろうか。(2022/12/4 15:37) 
8)今回の目的の第1の目的は、下風呂温泉でした。下風呂とは地名で、勿論アイヌ語です。だから風呂ではなく、スマ・フラ。臭い岩という意味。硫黄の匂う岩、つまり昔からの温泉なのです。写真は、宿の湯舟ですが、ドロドロの白濁湯。湯花が底に貯まっている。自噴だそうです。女将の話、「温度の変化が激しく、近頃は低め。自分としてはもっと熱いほうが安心できるけど、お客さんには適温でしょう」。そう、何時間も入っていられるのでした。神経の奥深くまで届いているようなよく効く湯。これまでのBest3に入ります。(2022/12/4 16:01) 
9)そして風呂上がりの一杯。前の2日間は我慢していました。いつものパターンですが、特筆できるのが、食事です。すべて海産物ですが、これが絶品でした。特にイカ。イカは下風呂漁港の名物ですが、この蒸し焼き(黒い鍋)が絶品。これまでイカは美味しいと思ったことがないのですが、成る程、これがイカだったのか。ちなみに、この宿、高級クラスではありません。旬の新鮮だからなんでしょうね。(2022/12/4 16:14)
10)帰路が長いので連投失礼します。今回の目的の一つにヒバの樹を見たい、というのが有りました。正式名はヒノキアスナロという針葉樹。青森県はかつては、この樹で覆われていたと言います。今でも山の中腹以上の森の自然林はこの樹ばかりのようです。夏なら青森のちょっとした山に登れば簡単に見ることはできそうです。しかし冬はそうはいかない。広葉樹が葉を落とすので見つけやすい反面、雪で閉ざされている。2日目に登った高森山の針葉樹はアカマツはあってもヒバはありませんでした。やはりある程度登らないとヒバはないかな、と植生図を見ていたら、下風呂の近くの丘の森の稜線に残っていそうだったので、今朝行ってみたのでした。写真が林道から丘を眺めたもの。てっぺん左にあるのがヒバだろうか。しかし、この斜面はかなり急で到底登れそうにありません。手前の樹はスギでした。集落の回りはスギが植えられているのです。さて、どうするか。(2022/12/4 17:19) 
11)ここは集落からは離れています。この丘の稜線にヒバが残っているということは、一旦伐採されたあとにスギが植えられたと思われます。しかし、スギもまばらで放置されています。ということは、自生のヒバの方が強いはず。稚樹だ。林道の近くの低い針葉樹を探してみました。しっかり、ヒバが育っていたのでした。いずれ、ヒバに覆われることでしょう。ちなみに、林道と思っていた道を終点まで行ったら、そこには沢沿いに水道のでかい取水施設がありました。下風呂集落の井戸は温泉でしょうから集落の貴重な水源地なのでしょう。(2022/12/4 17:38)
 
 
 

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