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05)2022/7/28-7/30 蔵王/蔵王温泉・葉山温泉・遠刈田温泉
[速報版]
●7/28 1日目 蔵王中央ロープウェイ鳥兜山→熊野岳→蔵王ロープウェイ樹氷駅 (蔵王温泉泊)
1) 熊野岳なう。蔵王です。晴れたのは良かったが暑いです。1800m程度だと避暑にならないかな。熊野岳からは、御釜の水面は見えないんですね。明日は、刈田岳方面に向かう予定です。晴れていればみえるはず。今回は小刻みゆったり旅です。(7/28 13:29)
2) 恒例(?)により、今日の登山記録です。最後まで、行くか否か、どのコースにするか悩んだ蔵王でした。まだ7波の前の1ヶ月前、JR東日本の3割引(抽選)を、ゲット。夏だし森林限界の行ったことのない夏山ということで山形駅にした。しかしよくよく調べると蔵王は山頂まで車で行ける。しかしバスは本数が少なく使いものにならない。ロープウェイやリフトも何本も動いているが使いにくい。逆に南蔵王縦走路など魅力的なコースはハード過ぎる。う~んと悩み、温泉至上主義にして、温泉3か所。車なら1日のコースを3日に分け、小刻みゆったり蔵王旅としたのでした。ポイントは3日とも山頂に行くのです。暑いからね。しかし。。◼️蔵王山という山はない。いくつかのピークの総称だ。今日は、鳥兜山と地蔵山と熊野岳。+蔵王温泉。ロープウェイを少しだけ使って適度に歩くコースに仕立て上げた。しかし予想外だったのが山頂での暑さ。森林限界かつその下はスキー場のため森はなく直射日光が照りつける。しかも湿度も高い。異常気象と言った方がよい。これなら森の方が良かった。豪雨強風のエスケイプは織り込んでいたが暑さは想定外。明日以降どうするか。写真は熊野岳(1841m蔵王最高峰)への道。ここは森林限界です。なので高山植物が美しい。それは良いんだけど。。。(7/28 19:25)
3) 蔵王で複雑な気持ちになったので、もう1枚お付き合いを。これは、地蔵山(1736m)への道。ザンゲ坂と名があり、文字通り懺悔したくなるきつい坂なのだが、右の方をみるとゴンドラが悠々と私を追い抜いていき哀しくもなる。それはともかく、ここは森林限界ではなく、スキーのために森林を伐採しているようなんですね。熊野岳と違って草が多いでしょう。つまり半自然。ところが驚いたことに、ここで目立つ花は、熊野岳の森林限界で咲いていた高山植物と同じ花なのです。気付いたものでいうと、メイゲツソウ、イワオトギリなど。これはどういうことか。森林限界とは、高山植物とは、そもそも何なのか。明日は、やはり、暑さにめげていないで、予定どおりもう1回熊野岳に行って再確認するかな。(7/28 20:26)
●7/29 2日目 蔵王ロープウェイ山頂駅→刈田岳→杉ケ峰→刈田駐車場 グリーンエコー号でかみのみや葉山温泉 (泊)
4)蔵王2日目。前日と打って変わって、快適な山歩きでした。今日は、地蔵山頂(ロープウェイ)から刈田岳(かっただけ1787m、御釜ですね)を越え、南蔵王に向かい杉ヶ峰(1744m) で折り返しました。+温泉は、かみのうえ葉山温泉。写真は、遠くに見えるのが刈田岳。南蔵王の中腹から振り返ったもの。火山による岩礫地ではなく、緑豊かなハイマツ帯。シャクナゲ(花は終わっていた)などが腰辺りの高さで続く、快適な尾根歩きでした。気温は昨日と大して変わらないけど、今日は、清々しかったです。花は、紫のミヤマシャジンがいっぱい。
あと、南蔵王だけで見つけたのがウスユキソウ。たくさん咲いていました。エーデルワイスの仲間ですね。ミヤマウスユキソウだと思うけど後で確認します。明日は、三度山頂へ、蔵王古道から宮城側に降りる予定。+温泉は遠刈田温泉だが浴びる時間はないかも。
ウスユキソウは、私の場合、失敗だったと後で思ったんですが、最初に見たのが、ハヤチネウスユキソウだったんです。これは、岩手の早池峰山だけに咲く固有種で、これを見るために登ったのです。ハヤチネウスユキソウは早池峰山の頂上近くにたくさん咲いていました。いや、ハヤチネウスユキソウだらけでした。確かに美しい。しかし、その真価は普通のウスユキソウを知らないと分からないと思うのです。ハヤチネウスユキソウは、大きいんです。花弁も幅が広くて、ふわふわ度も高い。理想的なウスユキソウなんですね。ただのウスユキソウも凄く特徴的で目立つんですが、これに馴染んでからハヤチネウスユキソウを見たら、それこそ神の技と思ったはずだと。普通の、ウスユキソウはだからだいすきなのです。(7/29 20:05)
5)蔵王と言えば御釜なので紹介しておきます。火山による火口湖は数あるけれど、この御釜は、迫力満点ですね。写真は熊野岳寄りからのものだけど、車で行って直ぐ見える刈田岳山頂付近は絶好のビューポイントだと思います。これを見るだけのために刈田岳山頂に行く価値はあると思いました。1日1往復のバスも明らかに御釜観光用。刈田岳山頂への道も御釜観光のために建設したのかもしれません。だって、東西に抜ける道はいくらでもあるし、ここでスキーも無理ですしね。◼️万人に見てもらう、それはいいことだと思います。ただ車の便が良すぎて、また、スキー用のロープウェイやリフトもたくさんあって、それらと平行している登山道が荒れ果てているんですね(崩壊や藪漕ぎが大変)。普通は通らないし、あえてそこを通った自分がおかしいんだろうけど、車道やロープウェイが万一不通になったとき困るだろうに。ちなみに、御釜は活火山の噴火口。今は警戒レベル1だけど、いつ噴火してもおかしくはない。避難経路の表示はしっかりありました。◼️噴火前に見る価値はありです。(7/29 21:03)
●7/30 3日目 グリーンエコー号で刈田駐車場→遠刈田温泉(蔵王古道) 遠刈田温泉から白石蔵王駅までバス
6) 蔵王3日目は、刈田岳から宮城側に降りました。遠刈田温泉まで、表示にはないけど下り1449m。名前から推測できるように遠刈田(とおがった)から刈田(かった)まで、山岳信仰、修験の道として栄えたんですね。これを蔵王古道といい、最近、半世紀ぶりに復活されたと聞き、歩いてみたのです(下りだけど)。手持ちの2017年版の登山地図には載ってないけど、地元で話題のようだし、終点の遠刈田温泉にも入りたかったし。◼️成る程、宮城側の蔵王は、スキー場だらけの山形側や、たおやかな南側と、全く違う光景です。火山による山体崩落が生々しいです。地獄さながらの光景です。この下には賽の磧という荒涼たる溶岩台地が広がっていました。修験に相応しい信仰の道だったんですね。◼️現在、帰りの新幹線です。欲張りな3日間、三種三様の蔵王の姿を見ることができました。好みで言うと、東北の山らしいたおやかな南蔵王が良かったけど、ここは半分も歩いていないので再挑戦したい。蔵王古道も本当は登らないとね。初めての夏の蔵王は、まだまだ入門編です。(7/30 19:23)
6) 今日の蔵王古道は下りとはいえ長かった。古道らしい石畳の道は少しはあるが、意外にも大分降りた後で、とんでもない急降下がありました。無理っぽい道もあったが、ボランティアによる古道復活とのこと、感謝しよう。藪も刈られ踏み跡も明確でした。しかしルートタイムが良くわからず、下手したら白石蔵王行きの終バス(16:50)に間に合わないかもと焦ったが、何とか16時に遠刈田温泉に到着。地獄からの生還です。この温泉、二つの共同湯があり、大きい「神の湯」は混んでそうなので、写真の小さい「壽の湯」(16:00~)に飛び込む。一番乗りだったが、次から次へマイ入浴セット持参の方、恐らく地元の方が5人ほど集まってきた。共同湯に有りがちなように、これが物凄く熱いんです。推定48度c。地元の方は水で埋めずに平気で入るので、最初は足だけ、次に腰まで、と徐々に慣らしていく。もう平気です。温泉だから熱くて大丈夫なのです。何度も入り直していたら、誰もいなくなっていました。金気ある硫酸泉(中性)。熱い湯によくあるタイプ。汗びっしょりの身体がピシッと引き締まったから不思議です。入浴後のポカリスエットが旨かったこと。さっぱりしてバスに乗り込んだのでした。本当は泊まりたかったが、この温泉起点の山旅を計画中なので、それまでお預けです。◼️蔵王の3日間は温泉地3箇所巡りでもありました。初日は蔵王温泉、これは強烈な酸性湯でノックダウン。9時間熟睡してしまいました。元気回復して朝湯に挑戦。鍛える湯ですね。2日目のかみのうえ葉山温泉はアルカリ性の優しい湯。特徴はあまりないかな。温泉も三種三様です。◼️真夏の山は暑すぎるし花も少ないので暫くお休み、次は秋山のつもり。明日はパソコンの修理をしなくては。治るかな。そうそうカメラもなかなか退院してこない。
「壽の湯」は10mくらいの木の細長い湯槽がどーんとあるだけで、休憩する場所もないシンプルな施設でした。地元の方向けですね。それでも、洗い場や着替え場や無料貴重品ロッカーなど基本は押さえてあり、使いやすいです。番台の比較的若い女性も気さくで親切でした。旅人にも優しいいい湯ですね。1993年改築だとかで、昔からも伝統を守っているようです。温泉街もそう寂れておらず、もう一つのでかくて新しい観光向けの「神の湯」も趣がありました。(7/30 21:46)

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